【レポート】プラチナゲームズ設立10周年パーティーに潜入―小島監督ら業界人が祝福
2016年02月27日 10:13
大阪を拠点とするデベロッパーのプラチナゲームズは、東京都内で、同社の創設10周年を記念するパーティー「PLATINUM GAMES 10th ANNIVERSARY PARTY」を開催しました。カバル RMT
会場に詰めかけたゲーム業界の関係者が見守る中、スタジオのプロデューサーやディレクター陣を率いて、代表取締役社長の三並達也氏がステージに登壇。10年という長い道のりを振り返ると共に、これまで関わった人々やゲームを遊んでくれたユーザーに感謝の意を表明。
三並社長は、「10年で10本のゲームを作ってきて、うまくいく時もいかない時もあった。世界に通用するゲームを作ろうと考えてやってきた。難しいところもあったが、ちょっとは名前を覚えてもらえるようになった」などと述べ、10年やってこれたのは何よりスタッフのおかげだとして、社員たちにも賛辞をおくりました。
次に登壇したのはセガホールディングス代表取締役社長COOの岡村秀樹氏。岡村社長は、プラチナゲームズが変化の激しいゲーム業界で10年やってきたのは本当に大変なことだと評価。「世界に通用する数少ない日本のデベロッパーとして、良い作品を提供し続けながら成長してきたのは、我がことのようにうれしく誇らしい」と感慨深く祝辞をのべて、乾杯を行いました。
インサイドとGame*Spark編集部は、プラチナゲームズの名物ディレクター神谷英樹氏に、創設10年を振り返った感想を聞いてみました。神谷氏は、10年も経ったのに、自分が作ったのは『ベヨネッタ』と『The Wonderful 101』の2本しかないので、生きてる間にもっとたくさん作れるようにペースアップしたい、とコメント。また現在手がけている『Scalebound』については、「キャリアの中でもはじめて“RPG”を作っているので、やり応えのあるゲームに挑戦したい」などと話していました。
一方、プロデューサーの稲葉敦志氏にも話を聞いたところ、10年経ったのに思ったより作ったゲームの数が少なかった、節目感は全く無くて、ゲームで言うとまだ1ステージやっと終わった感覚だという回答でした。また、今後については、あくまで個人的な考えとして、VRなども登場して今ゲーム業界が面白くなってきている時代なので、ユーザーを驚かせるような形で届けていきたい、などと抱負を語っていました。
そして会場には、10周年をむかえたプラチナゲームズとは打って変わってに、新規スタジオを創設したばかりの小島秀夫氏の姿も。